1970年~80年代にかけ、小学生の男子生徒たちを魅了した?番組があった。
その名は『川口浩探検隊』
大泉洋のような髪型をした川口隊長が未確認生物を追いかけたり、世界の秘境に迫る浪漫あふれる番組だった。
ボク達小学生も、当然、川口隊長の浪漫あふれる探検に胸を躍らせたものだった。
余談がが、国語だか何かのテストで、『有名な冒険家の名前を書け』みたいな問題があり、クラスの男子の半分くらいは『川口浩』と書いて×をもらったのは良い思い出だろう。
テレビ放送があった次の日は、みんなで集合し、自転車で近くの山へ向かい『猿人バーゴン』を探しに行ったり、ヘビを見つけては『ゴーグ』だといって騒いだものでした。
ベースキャンプも必要なため、大きな木の上に折れた木の枝なんかを集めて拠点を作ったりもした。
無線なんてあるわけがないので、木の上と下のやりとりは糸電話(爆)
別に使わなくても聞こえるのだが、こういうのは雰囲気が大切なのである。
探検中は、当然なにもあるわけがないので、途中、落とし穴を自分たちで作り、ジャンケンで落ちる役を決めるという荒業にも挑戦した。
やがて日が暮れてくるので帰るわけなのだが、服は泥だらけのため、母親にこっぴどく怒られたものだった。
さて、なんでこんな事を書き始めたかというと、最近、公園の隅に集まって、ゲームをしている子供たちを見かけたり、テレビがつまらなかったり、たまたまネット上で川口浩探検隊の動画を発見し、懐かしさのあまり見たからなのだ。
その動画は、聞いたこともあるかと思われますが、『原始猿人バーゴン』
フィリピンの秘境に原始猿人が住んでいて、地元新聞記者が初めてその姿を激写したとの胡散臭い情報で、我らが川口隊長は、フィリピンまで行ってしまったのであった。
現地までは川を船で遡って行くのだが、目的地付近で急に水深が浅くなり、緊張感を漂わせる。
もう、見ているこっちは心臓がバクバク(爆)
無事に上陸地点を見つけられたと思ったら、夕暮れで一泊。
夜が明けて、探索を再開。
密林の中を進んでいると、カメラ後方から突然叫び声が!
なんと、動物を捕獲するための罠にかかってしまい、逆さづりにされている現地の人が映し出される。
隊長はおもむろに腰からサバイバルナイフを抜き、蔦を切って助ける。
幸い、助けられた人に怪我がなかったので探索は再開される。
すると今度はカメラの横から悲鳴が…
見ると、上る必要のないガケの上に大蛇がいて、襲われたそうな。
しかもガケから落下する場面はしっかりとカメラがとらえているではないか。
そんなアクシデントにめげずに進むと、うら若き乙女が滝壺で水浴びをしている姿が目にはいってくる。
その様子を物陰から気づかれずに撮影。
今だと盗撮で訴えられるレベルですが、そこは川口隊長。
さらに近づく指示を出します。
しかし、残念ながら気づかれてしまい逃げられてしまいます。
女性たちとの盗撮接触は失敗に終わってしまったのだ。
続く
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